ここまで深刻だとは思わなかった日本のタコツボ社会

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ここまで深刻だとは思わなかった日本のタコツボ社会

その反面、集団の枠を取り払い、少しでもタコツボに手を入れようものなら、たちまち過剰な反応が引き起こされる。これがいわゆる「切れる」という現象だ。お互いのコミュニケーションによって問題を解決していく空間は閉ざされている。だから人々は、相手が「切れる」のを恐れ、極力、他人のタコツボには近づかないよう気を付ける。こうして人間関係のオモテウラ、本音と建て前はかけ離れ、ますます疎遠になっていく。いくら図書館に通っても、世間話をするような打ち解けた関係を築くことはできず、逆によそよそしさが際立つことになる。